病院の多様性と診察券デザイン
考え方の変化がデザインの重要性を認識させる
病院の診察券は受診する際に使う実用品なので、その病院の物であることを一見して即座に理解できれば良いとされてきました。実際、以前の診察券は病院名と患者様の名前、発行された年月日だけが記載されたシンプルな作りが主流でした。ラミネート加工が施された診察券もありましたが、あくまでも水濡れや破れを防ぐための実用的な加工であり、おしゃれを意識したものではありませんでした。
しかし、法律の改正によってベッド数が少ないクリニックの開業が容易になりました。また、時代の流れに伴って価値観も多様化し、診察券にも病院ごとの個性が求められるようになったのです。結果として診察券のデザインにこだわる病院が増加しました。
病院のネガティブなイメージを払拭するデザインが好まれる
病院は病気や怪我を治すために利用する施設なので、どうしてもネガティブなイメージが付きまといます。しかし、価値観の多様化によって病院でも雰囲気が明るい所の方が好まれるようになり、それに伴って診察券もおしゃれなデザインが増えました。ベッド数が少ないクリニックが増え、そのような施設が明るく開放的な内装にしていることが多かったのも理由のひとつです。
従来の診察券は病院や患者様の名前だけが印刷された簡素なデザインでしたが、デザインの重要性が認識されたことによってメッセージカードのような凝った診察券が作られるようになったのです。
特に小さい子供を相手にする小児科の病院はファンシーなデザインの診察券が好まれ、患者様を確保するひとつのポイントにもなっています。
印刷会社のテンプレートにもなるほど多様化が進んでいる
旧来の病院のみならず、新しく増えた小規模なクリニックも、その多くが診察券のデザインに独自のこだわりを持っています。医療機関の増加は同業他社が増えたのと同じ意味なので、診察券で個性を演出することで患者様の心を掴もうとしているのです。患者様にとって、医師による的確な治療が最も重要な選択肢ですが、病院そのものの雰囲気も無視できない要因です。同じ治療を受けるなら雰囲気が明るい方を選びたいのが自然な気持ちなので、ポジティブなイメージを持たせるためにも診察券のデザインにはこだわる必要があるのです。
診察券の作成を手掛ける印刷会社も、需要を熟知しているため、テンプレートができるほどに多様なデザインを取り揃えています。
診察券は、患者様が一番目にする、言わば病院の顔のようなものですよね。あなたのクリニックにぴったりのデザインが見つかる、GOGO診察券にぜひご相談ください。